柳の木のようにしなやかに垂れ下がる枝が美しい枝垂れ桜。幹を包み込むように花を付け、満開時は幻想的な美しさで眼を楽しませてくれます。川口市の北部、差間1丁目の差間中公園の側に立つ枝垂れ桜が、今回のお勧めの場所。幹の大きさは大人が両腕を回して余るほどですが、立ち姿は凛として実に美しい桜です。

場所は、差間ふれあいの道の分岐点にあり、一方は北原台公園方面へ、あるいは東沼神社(差間2の15の45)方面へ、または国立武蔵野学院(さいたま市緑区)の麓を流れる後谷ツ用水へと進む三角点の真ん中。堂々とした咲きっぷりです。

この桜との出会いは、21世紀を直前にした年の7月末の日曜日。早朝に家を出たものの、朝から気温はすでに30度超え。しかも蒸し暑い真夏の無茶な行動でしたが、なんとしても差間ふれあいの道の現状を知りたくてこの場所を目指しました。あの日は戸塚西公民館周辺を散策し、北原台公園を始点に差間ふれあいの道全距離を歩きました。

道の途中にはハナミズキやケヤキ、サクラ、タイサンボクなどの樹木が立ち、ツツジなどの植え込みや藤棚などもあって変化の多い楽しい道でした。しかもうれしいのは休憩ができるベンチや置石がそこここにあることでした。さらには武蔵野線を間近に感じる場所でもあり、線路にかかる差間中歩道橋では貨物列車の警笛を耳に、心躍る瞬間も味わいました。

この時のこの枝垂れ桜はというと、夏のことですから深緑の葉っぱで樹木全体を覆い、ある意味幻想的でした。たった一本とはいえ堂々とした立ち姿に感動し、春にはどんなにか素敵な姿を見せてくれるだろうかと想像をたくましくしたものです。

その後は期待通りのこの桜、すくすくと伸びて今年も4月9日頃が満開。道行く人を和ませてくれます。

 

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