川口にはいろいろな技術が今に継がれていますが、その一つに「根巻き」があります。「根巻き」は、移植しても枯らさないという樹木の根を保護する技術です。

樹木の根には細いひげのような根が無数にあり、養分はこのひげ根から吸収されています。ところが、植え替えなどで掘り起こした場合はこのひげ状の根は切らなくてはなりません。従って、切った後の根の処理はとても大切になってきます。そこで生まれたのが「根巻き」です。切った後の樹木の根っこを藁と縄で包む技術で、安行地域には江戸時代から継がれているといわれます。

「根巻き」は、掘り起こした際の土をできるだけ落ちないようにすることも目的の一つですが、「根巻き」したままで新たな地に植えることができるのも特徴です。藁や縄は自然素材であり、時間の経過とともに土にかえるばかりか、養分としての役割も果たすからです。昔から、安行の根巻きは根が傷まないと好評を得ていますが、現在は、品薄の藁に代わって麻布などが使われます。

この技術を伝えていこうと、毎年5月5日のみどりの地球号祭ではPR活動を行っています。写真は、根巻きコンテスト風景。

 

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