正月の気分をあらわす言葉に、「御屠蘇気分」がある。御屠蘇は邪気をはらい心身を蘇らせるといわれ、一人で飲むと一家に、家族全員で飲めば一里四方に疫病無しとか。御屠蘇は意外に簡単にでき、山椒の実や防風・キキョウの根、ニッケイの樹皮、ミカンの皮等入った屠蘇散を日本酒に漬ける。年末の準備は、この‛なんちゃって御屠蘇′作りで始まる。薬草の香りがきついほどだが、なぜか正月気分が盛り上がるのだ。

さて、御成道の案内は後半に入る。鳩ヶ谷宿辺りからの御成道は、歩道を広げるなど見違えるほど広くなった。拡幅工事は続行中であり、さらに街の雰囲気は変わりそうだ。

新井宿駅から北に広がる一帯は、地形を生かし古くから緑の産業が根付く。特に洞で植物の育成を調整したり、移送中の花の蕾を保護する技術等花卉栽培に関する高い技術を誇っていた地域。グリーンセンター、神根支所ほか緑を扱う施設に街の勢いを感じる。

御成道を進み、新井宿駅交差点を北に進むと左手に氷川神社、右手が子日神社だ。江戸時代の絵図にも、御成道を挟んで西新井村が氷川明神と別当宝蔵寺、東側が新井宿村鎮守の子聖権現と別当多宝院が描かれる。武蔵国と下総国の境界を示す二十一仏板碑も存在する場所だ。

ここは、県の一級水準点も設置される。

新井宿氷川神社

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