食には不可欠な包丁に感謝するお祭り「包丁感謝祭」が10月2日に川口神社系内包丁塚前で開かれました。

 昭和55年6月に、川口料飲組合をはじめ各組合長21人により包丁塚が建立されたことから始まり、今年は第40回の節目を迎えました。「使い古した包丁を捨てるのではなく包丁塚に収め、毎年1回供養をしています」と同祭代表幹事の内木増雄さん。

包丁と真魚箸を使って鯛をさばきました

 厳かな空気の中、川口神社宮司による式典が行われた後、40回の記念行事として川口料飲四條流保存会による包丁式を開催。

 平安時代から受け継がれているという厳粛な儀式である包丁式。平安時代の装束である烏帽子(えぼし)・直垂(ひたたれ)をまとい、包丁と真魚箸(まなばし)だけを用いて、まな板の上の鯉や鯛などの素材に一切手を触れることなくさばいていくもので、神が食す物への儀式です。月と太陽を表現しながらなど古式にのっとった所作を包丁さばきで披露し、まな板の上の鯛が菊の花をイメージした形に整えられると、見ていた人たちも感動した様子。

 包丁人を務めた佐藤茂さんは「季節に合っていることと天皇陛下の即位の年であることから、今回は菊の花を選びました。日本古来の所作を大切にしています」と包丁式を終え、充実した表情で語っていました。

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