日中友好のシンボルとなった机と共に韮澤副会長芝園団地自治会(川口実会事務所)は“開かれた自治会構想”を掲げての実績が認められ、「平成27年度あしたのまち・くらしづくり活動賞」で、総務大臣賞を受賞しました。

約2500戸の“マンモス団地”として知られる芝園団地が建設されたのは1978年。現在は、住人の半分近くを外国人が占め、大半は中国系家族となっています。

1980年に設立されたのが芝園団地自治会(平光四朗会長)では、これまでにイベントの運営や市役所への陳情など、住環境を整えることに尽力。近年は日本人住民の高齢化と外国人の増加により、文化の違いや世代間ギャップなど地域コミュニティに変化が起こり対応に迫られ、“開かれた自治会”を目指すこととなりました。

具体的に活動を始めたのは2014年度から。まずは小さな関係作りをと防災講習会を実施。広場にいる外国人住民一人一人に説明をしながら、顔見知りとなる関係を築きました。

続いて、若い力と発想を呼び込もうと大学生に自治体活動に協力してもらうことを検討。コミュニティ論などを専門とする大学の研究室にメールをしたり、多文化共生に関連するセミナーなどに参加し出会った大学生に声をかけたりなど協力を呼びかけると、5つの大学の学生達が活動に関心を抱いてくれることとなりました。

その後、芝園団地商店会が主催する「芝園にぎわいフェスタ」に自治会も協力し、UR川口都市機構、川口市役所、日中交流協会などさまざまな団体と連携。このイベントに協力した大学生ボランティアの中から、東京大学の2人の学生が活動を継続していきたいとの提案があり、大学生達が地域コミュニティを活性化させる活動として「芝園かけはしプロジェクト」を設立。当初は2人で始まりましたが、現在は20人ほどで活動中です。

同プロジェクトの活動の第一弾として昨年4月に実施されたのは、外国人に対する心ない落書きがあった机の落書きを消し、同団地の住民と共に手形をつけたアート作品作り。日中友好のシンボルとなりました。

さらに同プロジェクトでは月に1回、日本人の高齢者住民が集まる「芝園サロン」を開催。外国人住民との関係性を密にするための活動も展開中。今後は日本人住民と外国人住民が共に作業をしたりすることにより、強く結びつけるような取り組みを予定しているそうです。

また今年度の自治会年次総会で初めて中国人住民の役員も誕生。自治会役員を通じて、さらなる関係性が育まれることに期待も寄せられています。

 

 

 

 

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