昨年春には、徳仁様が新天皇に即位した。晩秋には、即位を国内外に宣言する即位礼正殿の儀が行われ、皇位継承に伴う祝賀ムードが続くままに年が明けた。

新天皇陛下は皇太子時代に、水運の研究で川口市にお越しになっている。学生時代から続く水問題は陛下のライフワークであり、その研究の一環で通船堀をご覧になった。その折、木曽呂富士塚の麓に、陛下のお印の梓をお手植えされた。

川口市在住の牧野一雄さんが描いたヒレナガニシキゴイ

皇室と川口の関係はまだある。胸びれや尾びれが普通の鯉の2倍ほど長い「ヒレナガニシキゴイ」に掛かるものだ。上皇陛下が皇太子時代のこと、訪問先のインドネシアでヒレナガゴイを鑑賞された。その時、日本のニシキゴイとの交配を考えられたそうで、後に埼玉県水産研究所(旧埼玉県水産試験場)を視察され、インドネシアのヒレナガゴイと日本のニシキゴイとの交配を提言されたそうだ。同研究所はさっそく品種改良に取り組み、後に5品種が誕生した。

その一部が埼玉県花と緑の振興センター(川口市安行1015)に託され、植物園内で唯一の魚としてしなやかな泳ぎを見せている。場所は、同センター西園内にある通称「人工池」。きこんを発生させる珍しい植物「ラクウショウ」も池の傍に見ることが出来る。

埼玉県花と緑の振興センターは、通常は年末年始を除く9時開園(4月~9月は16時30分まで、10月~3月は16時まで)。入園無料。

なお新型ウイルス感染症拡大防止のため閉園することがあるので、出かける時には問い合わせ(電295・1806)を。

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