夏休みも終わり、日の入りが少し早くなると咲き出すヒガンバナ。日本の秋を象徴する花の一つでもあり、真っすぐに伸びた茎の先端に直径10㌢㍍ほどの花を咲かせます。

9月13日の十三仏のヒガンバナ

 ヒガンバナは、面白い事に花が咲く時期には葉っぱは無く、花が終わった後に葉っぱがニョキニョキと成長するため、花と葉が同時に着かない事を「葉見ず花見ず」とも言われます。開花はちょうど、秋の彼岸の時期に当たることから「彼岸花」とも書き、「曼珠沙華」とも呼ばれており、その凛とした姿に故人を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ヒガンバナは、球根部分には毒があると言われ、古くはモグラやネズミなどから稲や野菜などの作物を守るために田の畔に植えたのだそうです。球根の利用は他にもあり、デンプンを採って水にさらして飢饉用備蓄食糧に。さらには漢方薬や、根をすりおろして民間療法にも利用されたといいます。花色は燃えるような赤が一般的ですが、清楚なシロや黄色、ピンクも見かけます。

 川口市内でもヒガンバナはあちこちに見られますが、興禅院(川口市安行領家401)裏手の十三仏の彼岸花は別格。静寂感の中での鑑賞と、雑木林の緑色に映える趣のある景色ですが、今咲いているのは少しだけ。見頃はよめないそうです。

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