市内を流れる川の代表といえば芝川だ。水運でまちに多くの恵みをもたらした川であり、`母なる川′と表現した芝川に関する展示会が開かれたことがある。産業に寄与した川というと荒川も同じだ。荒川は市内の南部地域を流れ、川幅は1㌔㍍ほどの大きな川だ。この荒川に注ぐ市内の河川には、芝川や菖蒲川などがある。今回のお勧めは、菖蒲川と緑川の合流地点。近くには、元鋳造会社の広大な跡地に2008年11月にオープンした大型ショッピングセンターが建つ。また、物流関係の企業なども多く、車の往来が激しい場所でもある。

緑橋からの合流風景

沼地が多かった埼玉県南部地域に、かつてはあった菖蒲沼という沼が名前の由来ともいわれる菖蒲川は、戸田市南部を西から東方面に流れ、川口市内に入ってすぐのショッピングセンター側で緑川と合流する。合流点から先は、菖蒲川が本川となって荒川に注ぐ。

一方緑川は、市内前川地域で竪川と合流。その後、蕨市との市境を流れ、JRの線路をくぐって西側に出ると戸田市との市境を流れて喜沢橋の先で菖蒲川と合流する。その合流点は、菖蒲川に掛かる緑橋から見えるが、川幅100㍍を超す。川幅の大きさといい水量といい、なかなかの迫力だ。菖蒲川と緑川の二つの河川が一つになった後は、両川が意思を固めたかのように次のステップを目指してゆったりとした流れをつくる。その逞しい姿には、畏敬の念すら抱くほどだ。

河川の合流点となると、昔から洪水の被害も大きい。菖蒲川に関しても同じであり、荒川からの逆流防止を目的とした水門が建設された。当時は、煉瓦と鉄筋を混ぜた工法で建設され、煉瓦色の赤水門とも呼ばれた。その後老朽化により現在は、新たに建設された水門が建つ。周囲はスーパー堤防として整備され、散歩やジョギング、サイクリングなどのほか、遠足やハイキング、撮影スポット等に選ばれた市内のロケーション名所となっている。

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