11月頃から翌年の4月頃までという長い期間を楽しめる桜が咲いています。市内で20年ほど前に開発された「エレガンスみゆき」という桜です。

赤身を帯びた鮮やかなピンク色の「エレガンスみゆき」

 花の色は赤味を帯びた鮮やかなピンク色。花びらは、ウェディングベールを思わせる薄く透き通るような質感の八重咲きです。花びらの重なり具合によって透明度が変化し、小さいながら存在感あふれ、見る人を惹き付けます。

 この桜の特徴は、何といっても開花期間が長いこと。ソメイヨシノなどの多くの桜は開花して数日で散りますが、「エレガンスみゆき」は長く咲き続けることに加え、蕾が次々とできるために断続的に繰り返し花を咲かせます。もちろん、気温や環境によって徐々に散ってはいきますが、花付きも良く、楽しめる期間が長いのが一番の魅力。

 特徴のもう一つが、雄しべの並びです。その雄しべは、梅の花に似て大きく、一般の桜にはない存在感です。「エレガンスみゆきは交配で生まれ、親は桜と梅。両方の良い面が出てくれた優れものですから、長女の名前をとって名付けた」と話すのは、開発者の柴道昭さん。市内赤山で樹木の研究や造園業を営む傍ら、育種家として様々な植物の研究を手掛けます。「エレガンスみゆき」はおよそ20年前に開発。原木は、柴道邸の畑で高さ6㍍ほどに成長し、今年は10月15日頃に開花しました。

「これまでは、お正月を寿ぐ花には梅が選ばれてきましたが、今年は『エレガンスみゆき』を正月飾りにいかがでしょう。雰囲気も変わります」と話すのは、長女の柴道みゆきさん。

「エレガンスみゆき」は、ネット通販で購入できます。柴道さん宅では、販売は行なっていません。また農林水産省登録により許可なく繁殖販売はできません。

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