白く小さな花を付けるキンポウゲ科のイチリンソウは、花の裏面がほのかな赤色を帯びる可憐な花です。もとは県西部の山間地で見られる植物ですが、近年その数は減少して県の準絶滅危惧種になっています。 

風に揺られ左右に首をふるイチリンソウ(写真は昨年)

 そのイチリンソウが自生する場所が、市内安行原の安行赤堀用水沿い斜面林保全緑地にあり、一帯は安行原イチリンソウ自生地と呼ぶ川口市指定の天然記念物です。

 桜の開花が早い今年。イチリンソウ自生地を手厚く守っている安行みどりのまちづくり協議会(会長・小林進さん)では、例年は4月中旬が見頃ですが、今年の開花は早まりそうとのこと。

 同協議会は、イチリンソウ自生地の環境を整える作業を毎月行うほか、花の見頃の4月中旬にはイチリンソウ祭りを実施し各地から大勢が訪れていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止を踏まえて今年も祭りは取り止めとなりました。新型コロナウイルスとの戦いはまだまだ続きそうですから、花の鑑賞に訪れる人は「できるだけ少人数で、またマスク着用などの感染予防対策でお出かけください」。イチリンソウ自生地のこの時期は、色々な種類の植物が花を付け始めます。「樹木をはじめ草花一つひとつに興味を持っていただければ」と同会員手作りの名板も設置されます。

 イチリンソウ自生地へは、地下鉄「戸塚安行駅」から徒歩約20分、バスは西川口駅東口から東川口駅南口行で「安行支所」また、東川口駅南口から西川口駅東口行「安行領家」下車などがあります。

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