「熊木早苗の猫ウールアート”桜宵一刻(さくらよいいっこく)”」が5月2日まで9時~16時30分に、蕨市立歴史民俗資料館(蕨市中央5の17の22)で開催中です。

国内外の美術展に出店するきっかけとなった「ロシアンブルーのローザ」(熊木さん提供)

 川口市生まれで在住の羊毛フェルト猫作家である熊木早苗さん。最愛の猫を亡くした寂しさからペットロスに陥っていた時、出会ったのが羊毛フェルトの猫。本物の猫のような優しい姿に「自分で作りたい」との思いから、2013年から制作技法を学び、2016年には独立。

 作家として活動を展開していく中、2018年にタイのソムラップ殿下より「このような写実的で魅力ある作品を見るのは初めて」と称賛され、日本だけでなくヨーロッパからも「美しさと華麗さの第一人者」「独自の技法とほかに類を見ない優れた完成で国際的に認められた芸術家」と注目を集めました。

 国内外の美術展に作品を出展し多数の賞を受賞。猫の毛並みの美しさ、筋肉骨格を理解した上で制作する作品は、イタリア・ルネサンス美術史の権威であるP.Gペトリオーリ博士からも「手芸の枠に止まらない美術的価値のある作品」と認められるなど、高い評価を受けています。

 今回の展覧会では桜咲く時期に集まる猫たちをイメージして構成し、23体を展示。。”和”を大切にしながら、着物や帯、和装小物などで、一つひとつの作品の魅力をより引き出すよう演出した世界は、訪れた人を魅了し「このような素敵な作品を初めて見ました」「猫の美しさに驚きました」など感動したとの声が多く寄せられています。

 「表情や体格、体の動きなど、それぞれの猫が持つ特徴を捉え、いかに表現していくかということを常に研究しながら、納得できるまで細かい点にもこだわり丁寧に作っています」と制作過程について語る熊木さん。時には制作途中のものを解体してしまうこともあるそう。作品に対し妥協をしない真剣な姿からは、猫への大きな愛情を感じさせます。

今の時代の状況を考え作られた「白猫の祈り」

 現在は講師を務めながら、オリジナル作品の販売やオーダーも受け付けています。問い合わせは熊木さん(電090・4817・3361)へ。

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