江戸時代、領主からのお達しや代官や奉行などからの年貢や助郷、用水などの廻状が村の名主に届くと、コピー機などない当時のこと、名主はその内容をひたすら紙に書き留めました。その書き留めたものは御用留と呼ばれ、訴訟や係争などの村から領主への願書も含めて、記載内容は多岐にわたります。

今回完成した資料「川口市史料叢書 第一集 御用留近世編(上下巻)」には、江戸時代の宝暦7年(1757年)から慶応4年(1868年)までの112年間にわたる、芝村や榛松村、根岸村、赤芝新田、横曽根村、柳崎村の多数の御用留の原文と、読み解くための難読語一覧、語句解説などが収録されています。

この叢書は、川口市教育委員会が保管する貴重な資料を基にしたものです。「江戸時代の川口地域の出来事を綴った大変貴重な歴史資料です。多くの方々に見ていただきたいと思います」と文化財課岩澤主査。

「川口市史料叢書 第一集 御用留近世編」は、A4版で本文上巻447ページ・下巻424ページ。上下巻で1500円。限定100セットを川口市立文化財センター中青木分室(川口市中青木2の20の31)で販売中。郵送(送料別途)も行います。問い合わせは同室(電話252・3587)へ。

 

 

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